ZEH仕様の注文住宅を建てるメリットとデメリット両方理解しよう!

公開日:2021/10/15  最終更新日:2021/08/24

ZEH(ゼッチ)住宅とは簡単にいうと省エネ住宅のことで、国は2030年までに新築住宅のほぼ全てがZEH住宅になることを目指しています。光熱費を抑えつつ補助金がもらえるなどお得な面省エネ住宅ですが、ZEH住宅はさらに進んだ住宅です。これから家を建てようと思っている人に向けて、ZEH住宅とはどんなものなのか、メリット・デメリットを解説します。

近年話題のZEH住宅とは?

ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称です。ゼロエネルギーハウス(住宅)と呼ばれることもあります。

一般家庭でも冷暖房や給湯設備に電気とあらゆるエネルギーが使われていて、これらを一次消費エネルギーといいます。このエネルギー消費をゼロもしくは使うエネルギーよりプラスになるような設備を備えた住宅のことをZEH住宅と呼んでいます。

補助金を受けることも可能であり、設備を整えるための費用も軽減されることがありますが、細かな要件があることに注意が必要です。

まずは「断熱」です。ZEH住宅は暑さ寒さに影響されないよう断熱性能を高めることが必要で、断熱材の設置や窓などの断熱性能を高める必要があります。断熱性があがれば、冷暖房に使うエネルギーを減らすことができるからです。

次に「省エネ」です。必要になるのはHEMS(ヘムス)という、住宅で使用するエネルギーを太陽光発電などで創り出すシステムが必要になってきます。省エネタイプのエアコンの設置や給湯も少ないエネルギーでまかなえるようにしなくてはいけません。電灯もLED照明が必須となっています。

最後に「創エネ」が求められます。太陽光発電などの再生可能エネルギーシステムが必要となっており、創られるエネルギーが消費するエネルギーを上回るようにしなくてはいけません。使うエネルギー≦創るエネルギーとなっていることがZEH住宅の条件です。

ZEH住宅を建てるメリット

断熱性能が高いZEH住宅は住宅内の温度差が小さくなることから、ヒートショックのリスクを低減でき健康面でのメリットがあります。太陽光発電などのシステムに必要となる蓄電システムも備わっているので、停電時でも電気を使えるのは安心につながります。

給湯もシステムの組み合わせで可能となり、万が一の災害でライフラインが途絶えても一定期間はまかなうことができるので災害に強い住宅となります。生活で使うエネルギーを半永久的に作ることができるので長い目で見るとランニングコストを抑えることができます。

また、発電して使用しない余った電気を売ることも可能で光熱費がプラスになることもメリットとしてあげられます。

断熱性能の恩恵として騒音対策も可能となります。壁や天井などに設置された断熱材は吸音効果もあり、窓なども二重構造として断熱対策で採用されることが多く、住宅の中からの音も、外部の騒音も軽減することができます。

先々で住宅の売却を考えたとき、同じ大きさや条件の他の住宅と比較して高く売ることが可能となり、資産価値を高めることができます。

また、補助金が出るのもZEH住宅のメリットです。ZEH住宅として認められるためには設備の導入や要件に沿った建築が必要となりますが、補助金で費用を補うことができます。

ZEH住宅を建てるデメリット

建設コストが高くなるのがZEH住宅のデメリットと考えることができます。設備や建築方法も独自の物となるため、概算で200~300万程度は一般的な住宅より高くなります。

設備のメンテナンスが必要になるのもZEH住宅のデメリットといえるでしょう。設備の故障やトラブルも想定しておくことが大切です。

また、太陽光発電は日照時間の影響を直接受けるので、雨や曇りが続く場合は電力を外部から供給する必要があります。このことが、光熱費0円の家にならない理由となります。

さらに、間取りや屋根の形が制限されることもデメリットになってきます。断熱性能をあげるためには気密性を高めなくてはなりません。そのため、リビングなど開放的な間取りがとりにくいこともあります。

屋根も太陽光パネルを設置するために、片流れ形の屋根を採用することが多くなり外観デザインの自由度が一般的な住宅とくらべると画一的になることもあります。窓なども熱の出入りを少なくするために小さい窓を採用することが多くなることも留意すべきところです。

補助金も実施される期間やタイミングがあるので、詳しい建築会社を選ぶことが大事になってきます。補助金を申請した後では間取りを変更ができなくなることもあるので、注意が必要です。

 

環境問題が課題となっている最近では、生活に必要なエネルギーを大切に使う意識を持った人が増えています。そのため家電一つとっても省エネを全面に押し出した製品がたくさんあります。住宅の基本から省エネや創エネを考えているZEH住宅は、生活をしている限りメリットがある住宅といえます。

デメリットとして挙げた部分は、個人で対応すると大変ですが、フォロー体制の整った建築会社なら対策を打ち出してくれることもあるでしょう。まずは信頼できる建築会社を見つけることから、ZEH住宅の検討を始めましょう。

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