新築に太陽光発電は必要?メリットとデメリットを徹底解説

公開日:2021/02/15  最終更新日:2021/02/25

新築のマイホームに太陽光発電を設置する場合、100万円以上の費用がかかると言われています。その分得られるメリットはもちろん大きいですが、実際に使っていくうちにわかるデメリットもいくつか存在します。良い部分ばかりに気を取られて設置後に後悔することのないよう、深い知識を得て慎重に判断を行いましょう。

太陽光発電とは?

太陽光発電とは、その名の通り太陽の光エネルギーによる発電を指します。シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を使って、太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)により直接電気に変換されるという仕組みです。

この太陽光発電は1958年のアメリカの人工衛星「ヴァンガード1号」にて世界で最初に使われ、燃料が届かない宇宙の電源として活躍しました。現在では、世界中で303GW(ギガワット)以上の太陽光発電が導入されていて、日本での近年の導入量も着実に伸びています。

ここまで太陽光発電が普及した理由としては、「発電中にCO2などの有害物質が出ない」ということが挙げられます。大きな気候変動を防いで持続可能な社会を目指すため、再生エネルギーに対して多くの国が力を注いだ結果、これほど導入が進んだと考えられます。

新築に太陽光発電を設置するメリット

太陽光発電は実際に、毎年全国で約20万もの世帯で導入されています。国内でこれほど太陽光発電の導入量が伸びているのは、やはり「電気代が安く済む」というメリットが大きいでしょう。太陽光発電で発電した電気はまず家庭用として使われ、太陽が出ていて発電可能な時間帯は電力会社から電気を買うことなく過ごすことができます。

一般的に電気代は夜間より昼間の方が単価が高いため、その出費の大部分をカットできるのは大きな魅力です。また、オール電化にしているご家庭の場合は昼間の電気代単価がさらに割高なため、電気代の削減効果はより顕著になるでしょう。

太陽光発電を設置して昼間の電気代をカットできると、全体の電気使用量も減るため電気代のプランを下げることも可能になります。その結果、電気代単価が20円~22円台まで下がったというご家庭も多いのです。

さらに、家庭で使用した後で電力が余ったら、余剰分の電気を電力会社に売ることができ、毎月収入として振り込まれます。日中家族が誰もいなかったり、春や秋などはエアコンを付けていなかったりして、意外と電力は多く余るもの。使い切れなかった電力が無駄にならず、家計の助けになるのは嬉しいはずです。このように、ただ単に電力会社から電気を買うよりも低コストで済むのが新築に太陽光発電を設置する利点と言えます。

さらに、太陽光発電は災害時などには貴重な非常用電源として使うことができるのもメリットの一つです。地震などで停電が起きたときも、冷蔵庫や冷凍庫の中の食品が腐らず、スマートフォンの充電もできるため、普段の生活を維持しやすいでしょう。日本は災害大国なので、非常事態はいつ起こるかわかりません。「いざと言うときに電気が使える」という安心感は、日々の暮らしに大きな平穏をもたらすはずです。

新築に太陽光発電を設置するデメリット

新築に太陽光発電を設置するためには100万円以上の費用がかかると言われています。2021年の住宅用太陽光発電の相場価格は137.5万円。太陽光発電の導入費用は年々安くなっていますが、それでもまだまだ気軽に導入できる価格とは言えません。予算オーバーの場合は、価格の安いメーカーを選んだり、優遇金利のソーラーローンを利用したりといった工夫で導入費用を抑えると良いでしょう。

また、メンテナンスによるランニングコストが必要なことも新築に太陽光発電を設置するデメリットの一つです。経済産業省は発電量の低下や機器類の故障の有無を調べるため、4年に一度の定期点検を推奨しています。定期点検にかかる費用は1回につき約2万円。

さらに、発電で得られた電気を家庭で利用するためには、直流電流を交流電流に変換する「パワーコンディショナー」が欠かせませんが、この交換目安は15年前後。買い替え費用は20万円ほどが平均と言われています。これらのメンテナンスをすべて行った場合、太陽光発電を20年間設置すると約30万円ものランニングコストがかかり、かなり高額になります。

その他にも、太陽光パネルの表面は砂埃や鳥のフンが付着することがあるため、定期的に清掃費用がかかることも想定しておく必要があります。このように、太陽光発電を維持するためにはさまざまな費用がかかりますが、ある程度シミュレーションすることは可能です。想定される収益とのバランスを考えて、設置するかどうかを検討すると良いでしょう。

 

今回は、太陽光発電のメリットとデメリットについてご紹介しました。新築のマイホームに太陽光発電を設置した場合、発電した電気は家庭内で使うほか電力会社へ売ることもでき、月々の光熱費を節約できるという大きなメリットがあります。しかしその一方で、初期費用以外にさまざまな種類のランニングコストがかかることも認識しておかなくてはなりません。新築に太陽光発電を設置するかどうか検討している方はぜひ参考にしてください。

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