家族の安全を守るには?注文住宅のプライバシーに配慮する重要性

公開日:2021/02/15  最終更新日:2021/02/25

注文住宅を建てるときに、十分に確認しておきたいのが「プライバシーへの配慮」です。プライバシーを守れるような家づくりをすることは、日々の生活を快適にするだけでなく、家族の安全を守ることにもつながります。今回は、注文住宅のプライバシーに配慮する重要性についてご紹介します。

家を建てるときにプライバシーに配慮していれば、ずっと安心して家に住める

注文住宅で家を建てる際は、設計をする段階でプライバシーに配慮することがとても大切です。「隣家や道路から家の中が丸見え」という状態では、常に服装やお化粧を気にする必要があり、ゆったりとくつろぐことが難しくなります。この問題については、建築工事がすでに始まってしまっている段階で気づくケースも多く、その場合は取返しがつきません

そのため建物のプランを考えるときに、設計者とよく相談しながら、周囲との距離をほどよく取れるよう検討していく必要があます。自由度の高い注文住宅だからこそ、家族がずっと安心して住めるような家づくりをしましょう。

家を建てるとき、外からのプライバシーを守るポイント

前述のように家づくりをするときは、隣家や道路など外からの視界について配慮しなければなりません。外からのプライバシーを守るポイントとしては、主に四つの方法が挙げられます。

まず一つ目は、「窓の位置をずらす」という方法です。隣家から自宅の内部が見えたり、また反対に自宅から隣家の内部が見えたりするような窓の配置では、お互いに大きなストレスになってしまいます。そのため、家を建てるときには隣家と窓の位置をずらして配置することを忘れないようにしましょう。

二つ目は、「道路側の窓を擦りガラスにする」という方法です。道路側の窓から室内が見えてしまうのは良くありませんが、カーテンやブラインドで隠そうとすると光まで遮ってしまいます。この問題を解決するためには、道路側の窓を擦りガラスにするのが得策。カーテンなどを使用せずとも、プライバシーを守ることが可能です。

また普通のサッシでも、2階の部屋であれば窓の下半分のみに擦り柄のシートを貼って、道路からの視線を遮ることもできます。この場合、道路の一番遠い位置からの距離や角度を考えて貼ると良いでしょう。

三つ目は、「塀や植栽で敷地内を見えないようにする」方法です。敷地内が見えないような素材の塀や植栽で遮ってしまえば、道路からの視線を上手くカットでき、プライバシー性が確実に高くなります。ただし、道路から庭への視界が良い家より、視界の悪い家の方が泥棒に狙われやすい傾向にあるため、この方法を選ぶ場合は防犯についてもしっかりとした対策が必要と言えるでしょう。

最後の四つ目は、「中庭を作る」という方法です。ロの字型の中庭であれば、道路から見づらくプライバシーを確保しやすいですし、コの字型の中庭や坪庭でもプランによってはプライバシーが十分に確保できます。外からの視線を気にせず過ごせるうえ、採光や通気を確保できるのも中庭のメリットです。とはいえ、建築費は建物の形状が単純なものほど安いので、複雑な構造である中庭はコストが高くなる傾向にあります。中庭を検討する場合は予算とのバランスを考えながらプランを考えましょう。

一緒に住む家族同士のプライバシーを守るポイント

外からのプライバシーを守るポイントについてご紹介しましたが、次は建物内部における家族間のプライバシーについて考えてみましょう。一緒に住む家族同士のプライバシーを守るには、まず子供部屋について考えていく必要があります。

プライバシーを厳密に守っていくとすれば、子供一人につき一つの部屋を割り振るのが理想ですが、最近では「オープンにした方が家族間のコミュニケーションがとりやすい」という考えを持つご家庭も多くなっています。そのため中立案として、子供の成長に合わせて、いつでも部屋に「仕切り」を設けられるようにしておくという手段も検討できます。

仕切りはアコーディオンカーテンや高さのある棚などを使えば、オープンな環境を保ちながらほどよくプライバシーを守ることが可能です。どのような方法にするかはご家庭の考えによってそれぞれなので、まずは家族間でよく話し合い方針を決めると良いでしょう。

また、二世帯住宅の場合も、プライバシーへの配慮を十分に考える必要があります。プライバシーを完全に保ちたい場合は完全分離したプランにすることもできますし、ほどよく交流をしたい場合は和室を共有スペースにしたり、相手の気配がほのかに感じられるよう、2階建て住宅に中庭を作ったりすることもできます。これも住む方々の考え方次第となるので、よく話し合って決めましょう。

 

今回は、注文住宅のプライバシーに配慮する重要性についてご紹介しました。家族間のプライバシーについては、家族それぞれの価値観、考え方がとても重要になるので、実際に住み始めてから困りごとが起きることのないよう、しっかりと意見をすり合わせて方針を決めておくことが大切です。見落としがちなプライバシーの面についてもよく配慮し、家族の安心・安全を守れる家づくりをしましょう。

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