注文住宅建築ではどの金利を選ぶべき?

公開日:2021/09/15  最終更新日:2021/08/24

注文住宅を検討するとき、住宅ローンについて金利の選び方など、頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。長い方だと35年間、住宅ローンを支払うことになるので、悩むのも当然です。本記事では、住宅ローンの仕組みや種類について解説しています。記事を読むことで、ご自身に合った住宅ローンの借り方が見つかるでしょう。

金利の仕組みを把握する

住宅ローンは、金融機関からお金を借入れするわけですから、そこには当然利息がかかります。借りた金額を元金とよび、元金に対する利息の割合を金利と言います。金利が低いほど、利息がかかりづらいので月々返済額、総返済額が少なくなります。

例えば、借入金額3,000万円(35年返済、元利均等返済、ボーナス払いなし)で住宅ローンを借入れたとします。金利1.0%であれば月々返済額は、84,685円。金利2.0%であれば、月々返済額は、99,378円。比べると月々返済額が14,693円も変わるのです。

金利の重要性は、理解いただけたでしょうか。では、仕組みについても解説していきます。

■店頭金利、引下げ金利、借入金利

金融機関のホームページや窓口で、店頭金利や引下げ金利、借入金利といった表記をみたことがある方もいると思います。では、これらの違いは何でしょうか。

店頭金利は金融機関が市場金利などをもとに、独自で決めている金利です。引下げ金利とは、金融機関が定めている条件を満たしたときに店頭金利から引下げできる金利を指します。借入する方の所得や勤め先によって、引下げ幅は異なります。

借入金利は、店頭金利から引き下げ金利をマイナスした金利です。つまり、実際に借り入れする際に適用される金利は、借入金利なのです。

■金利の決まり方

金利は、景気や日本銀行の金融政策に左右されます。通常、景気が良いと金利は上がり、景気が悪いと金利は下がります。つまり、景気が悪い時期ほど金利は低く、お得に住宅ローンを借りることができるのです。

さらに、最近では日本銀行が行っているマイナス金利政策が金利に強く影響しています。マイナス金利政策とは、民間金融機関が日本銀行にお金を預けていると利子を取られてしまう政策です。

これによって、金融機関は、日本銀行にお金を預けるのではなく、低金利でも住宅ローン融資をした方がよく、結果的に住宅ローンの金利が下がっているのです。

住宅ローンは3種類にわけられる

住宅ローンは、変動金利、全期間固定金利、期間選択型固定金利といった種類があります。変動金利<期間選択型固定金利<全期間固定金利の順で、金利は高くなっていきます。では、それぞれの違いを解説していきます。

■変動金利

金利は半年ごとに見直し、毎月返済額は5年ごとに見直されます。固定金利に比べると金利が低い傾向にありますが、金利上昇に伴って返済額が跳ね上がってしまうリスクもあります。

大幅に返済額が上昇すると返済できなくなる人も増えてしまうため、増える場合はそれまでの返済額の1.25倍までという決まりがあります。金利と元金残高から算出される本来の毎月返済額が1.25倍を超えていた場合は、返済額に占める元金の比率を減らして調整されます。

そのため、金利がおおきく上昇すると、元金が減らなくなるリスクがあり、ローン返済の終盤に返済額が増える場合もあります。金利タイプの見直しをこまめに行いたい、金利の上昇があっても対応できる人が変動金利に向いているでしょう。

■全期間固定金利

住宅ローンを借りている全期間、金利が変動しません。つまり、ローン返済中に金利上昇があったとしても影響ないのです。毎月、毎年、返済額が一定なので家計管理しやすいことが特徴です。金利上昇が心配な方、毎月の返済額を変えたくない方に向いているでしょう。

■期間選択型固定金利

3年、5年、10年など一定期間は金利を固定させたタイプです。固定期間終了後は、その時点の金利で変動型や固定型を選びます。当初の固定期間が短いほど、低金利になります。期間内は返済額が変わらないため、子どもの学費の支払いなどで、一定期間は支払額を固定させておきたい方におすすめです。

住宅ローンの返済パターン

元利均等返済と元金均等返済という方法があります。どちらを選ぶかで、毎月返済額や総返済額が変わってくるので、ご自身に合った返済方法を選びましょう。

元利均等返済

毎月返済額が一定となる返済方法です。元金均等返済と比べると、返済開始当初の返済額を少なくできる、返済計画を立てやすいといったメリットがあります。

同じ借入期間であれば、元金均等返済よりも総返済額が多くなるといったデメリットがあります。返済開始時の支払額を抑え、毎月の返済額を一定にしたいという方に向いているでしょう。

■元金均等返済

毎月返済額のうち、元金の額が一定となる返済方法です。元利均等返済と比べると、元金の減りが早いため、同じ借入期間だと総返済額が少なくなります。

返済開始当初の返済額が最も高いため、当初の返済負担が重たくなるといったデメリットがあります。当初返済額に余裕があり、総返済額も抑えたいという方に、向いているでしょう。

 

住宅ローンの金利タイプ、返済の仕方には、それぞれメリット、デメリットがあります。特性を理解した上で、ご自身に合った住宅ローンを選ぶことが大切です。金利タイプごとに返済シュミレーションもできるので、毎月の返済額に無理はないか確認してみましょう。

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