床暖房のある注文住宅で快適な暮らしを!必要な費用はどれくらい?

公開日:2021/06/15  最終更新日:2021/03/30

床暖房は、床の下に設置した熱源機で部屋を暖める暖房の手段です。エアコンやストーブとは違ったじんわりとした優しい暖かさが快適と評判で、家を建てる時に床暖房を導入するケースは増加しています。本記事では床暖房のメリットとデメリット、床暖房にかかる費用などについて解説していきます。床暖房に興味がある人はぜひ参考にしてください。

床暖房のメリット

床暖房には、さまざまな角度から見てメリットがあります。そのメリットを詳しくご説明します。

足元から部屋全体にじんわりと広がる暖かさ
床暖房は、床の下にある熱源機で部屋を暖めます。床から直接伝わる「伝導熱」と、床から発せられた熱が部屋の壁や天井に反射して部屋全体に広がる「輻射熱(ふくしゃねつ)」を組み合わせることで部屋をまんべんなく温めることができるというメリットがあります。

暖かい空気は上へ上昇するので、床暖房を使用すると足元から暖かさが発せられ天井へ向かって暖かさが広がっていきます。それに比べエアコンやストーブ・ファンヒーターは、熱風を放出し対流を起こすことで部屋を暖めますが、冷たい空気が下へ追いやられ床は冷たいままです。足元が冷たいと室温の割に寒く感じやすいのです。

安全で清潔
床暖房は火を使わないので発火の心配がありません。また、水蒸気が発生しないので結露の防止につながることから、カビやダニが発生することも未然に防ぎます。エアコンやヒーターのように風を起こさないので塵や埃が舞い上がることもありません。エアコンやヒーターは掃除をこまめにしないと機器そのものに埃が溜まったりカビが発生したりし、その風を吸い込むことは人体への影響も懸念されます。床暖房はその点清潔であり、火気も起こらないことから安全です。小さな子どもがいる家庭ではとくに安心して使用できる暖房の手段であるといえます。

部屋を広く使える
床暖房は床の下に熱源機があるので、省スペースになり部屋を広く使うことができます。ストーブやヒーターは床の上に置くので場所を取りますし、コンセントとの位置関係や置き場所を考える必要があります。小さな子どもがいる家庭では、触らないようにストーブの周りに柵を設置することもあるかと思います。そのようにして部屋のスペースを取ることは床暖房には一切ありません。また、収納場所を考える必要もなくなります。

床暖房のデメリット

床暖房のデメリットについても説明します。注文住宅で床暖房を導入する場合は設計の段階で計画をしておく必要がありますので、納得した上で導入するかどうか決めましょう。

初期費用がかかる
床暖房を設置するのには工事が必要になります。工事費は床暖房のタイプや広さによりますが、数十万円~と、初期費用としては結構かかりますので予算との相談が必要になります。値段の詳細については後ほどご紹介します。

後から設置するのは大変
床暖房の工事は一般的に家を建設するときに並行して行います。工事をせずに家を建てて、後から「やっぱり床暖房を入れたい」と考えが変わり設置工事をするとなると、床板をはがして設置工事をするので大変な作業になります。工事期間はそのスペースに立ち入ることもできませんし、どうしても粉塵が舞うので家の中の養生も必要になります。

暖かくなるまでに時間がかかる
床暖房は部屋全体が温まるまでに時間がかかります。エアコンやヒーターは温風で空気をかき混ぜるので比較的早く部屋が温まることを実感できますが、床暖房にはそのような瞬発力はありません。ですので、短時間しか暖房を使わない場合には適しません

床暖房の費用

初期費用
床暖房の設置工事にかかる費用は、「電気式」と「温水循環式」で変わってきます。これは床暖房の熱源機の種類のことです。「電気式」とは電熱線のパネルを床下に設置して電気の力で温めるというもので、設置工事費は約30万円~40万円ほどです。「温水循環式」とはボイラーで温めたお湯を床下に設置した配管に流し温水の循環によって温めるというもので、設置工事費は約50万円~60万円ほどです。これは6畳の広さに設置した場合の値段です。

一カ月の光熱費
一カ月にかかる光熱費について比較をしてみます。8~10畳の部屋で一日8時間の使用、電気代は1kWh27円で計算するとします。この条件下だと、電気式床暖房は6100円ほど、温水式床暖房は2800円ほど、エアコンは4100円ほどの光熱費がかかるという計算になります。温水式の床暖房は初期費用が一番高くかかるものの、使用し続けることでのランニングコストはよいといえます。

修理費用
修理が必要になった時の費用は、床暖房だと20万円~30万円ほどかかることがあります。エアコンの修理費と比べるとやはり高く感じますが、床暖房は床下の熱源機の修理ですから修理費が高くなってしまうのは仕方がないことだといえます。しかし、床暖房は家の老朽化が著しく表れるまでは壊れるということはあまりないので、エアコンよりも丈夫で安心だと考えられます。

 

床暖房について解説をしてきました。床暖房は初期費用がかかり、温まるまでに時間がかかるという点はありますが、一度温まると足元から部屋全体がじんわりと暖かく、低い室温でも体がポカポカしてとても快適に過ごせます。安全なのも大きなメリットで、火の気が起こらず空気の汚れやカビ・ダニの発生も抑制され、小さな子どもがいる家庭はもちろん、どの家庭でも安全に使用できます。これから注文住宅を考えているという人は、ぜひ快適な床暖房を検討なさってみてはいかがでしょうか。

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